一周忌

父が亡くなってから1年が過ぎた。

一人暮らしの私の食卓にはいつも小さくなった父(写真)がいる。

その顔は、喜んでいるような、悲しんでいるような、文句を言いたげだったり、お腹が空いてそうだったり、色んな風に見える複雑な顔をしている。

そんな父に私はいつも話しかけている。

一人暮らしで独り言が多くなるって言うのは、こう言うことなのかな、と思いながら。

こんなに色んな語りかけが出来るのに、なぜ生前たくさんの話しかけをしなかったのだろう、と今更ながら悔やまれる。

涙が出るのについ父の顔を見てしまう。

やっぱり優しい顔をしている。

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